勉強とは?

勉強とは何か。辞書的な意味では、①精を出してつとめること、②学問や技術を学ぶこと、③商品を安く売ること、とある。
塾としては、②が当てはまるだろう。

では、学問や技術を学ぶとは、何か。
学ぶとは「真似ぶ」を起源としており、文字通り真似するということが学ぶことの初歩であろう。

では、真似するとは何か。真似をするにはまず、知識や技術を覚えねばならない。より早く覚えるためには、理解することが必要である。
そして、ここで一つの問題が生じる。理解することがより重要視されるということだ。
理解はあくまで覚えることを促進する手段である。したがって、理解できなくとも覚えられるなら、いったんはそれでよい。師や手本を真似られるなら、それでよいのだ。理解は真似るなかで気づき、深まるものであり、最初から理解するというのは難しい。

勉強して、理解できているのに、成績が伸びないし上がらないのは、単純に覚えてないから。
理解したつもりになって満足してるから。
真似たつもりになっているから。
そして、ただ問題を解いたり、ただ参考書を読んだりして時間を無駄に費やすだけで終わっているから。

このレベルの生徒は、誰の授業を受けても、どの参考書や問題集をやっても、あまり変わらない。
役に立たない上っ面の理解だけで、必要な知識は習得できていない。良い授業、良い参考書や問題集は、そうした覚える段階をある程度終えた者にしか効果がない。

覚えることなど、生徒が自分一人でいくらでもできる。馬鹿馬鹿しいので、そんなことのために授業で時間を費やすことはしない。

覚えたことを理解してもらい、情報を理論的に整理し直してもらうことに時間を使う。
そして、私の問題の解き方を真似てもらいながら、定着を図る。
こうして、同じ視点で問題と向き合い、解くことができるようになる。つまり、真似ることができるようになるのだ。

覚えることから逃げずに向き合っている、それが塾のスタートライン。
勘違いしないでほしい。覚えられないというのは、病気でなければただの甘え。いい加減にやっても、とりあえず時間かけたし何とかなるだろうという甘え。これが理解できないなら、勉強だろうが仕事だろうがスポーツだろうが、何をやってもうまくいかない。
簡単にできるようになる裏技なんてものは存在しない。

英語単科塾 ゆめみ塾

単なる暗記だけではなく、試験のためだけでもない、英語の本質を理解して学びたい人たちのための塾。 現在、新規募集は行っておりません。

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