Step2:文法・語法
英文法とは何か?
それは、
英文を読み書きする際の法則
である。
つまり、英文法がわかるということは、英文を読め、英文を書けるということである。
具体的に見てみよう。
例題) 空所の語を適切なものに変えよ。
A man ( wear ) a skirt will be laughed at in my country.
解答が“wearing”であることは当然、誰でもわかる。a manとa skirtの関係は能動で「着る」の意味であるからだ。
だが、これはまだ文法の入口に過ぎない。
ここで重要なことは、例題の英文が
『文章中で果たす機能』
に気づけているかであり、それにより文法力の有無がわかる。
まず、例題の英文は、主語から始まっている。したがって、前文から話題が変化していないことが読み取れ、前文に対し従属的な文であることがわかる。
次に、“不特定名詞+後置修飾+推量の助動詞”という構造から、if節の代用として用いていることがわかる。if節は具体的な場面や状況を設定するため、実例を挙げる際に用いられる表現である。
したがって、例題の英文は、
前文に対する具体化を行うことを意図して書かれた
ものであることを、当然に読み取らねばならない。
ここまでが英文法である。したがって、英文法なくして英文を読解できることはないのだ。
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